機械学習

Google Cloud認定資格 Professional ML Engineer合格に向けた取り組み

機械学習

ペパボ研究所 研究員の酒井(@tossy)です。 先日、同じく研究員である三宅(@monochromegane)、黒瀧(@kurotaky)、渡辺(@ae14watanabe)の計3名がGoogle Cloudの認定資格であるGCP Professional Machine Learning Engineerを取得し、本ブログで報告しました。

今回、新たに所長の栗林(@kentaro)と研究員の酒井(@tossy)が同資格を取得しました。 本エントリでは、合格までに具体的に取り組んだことについてご紹介します。 今回、合格までに取り組んだことをまとめると以下の通りです。

  • 2022/8~: Courseraでの学習
  • 2022/11~: Udemyでの学習
  • 2022/11/9: 1回目の受験「Fail」
  • 2022/11/10~12/20: Google Cloudのプロダクト理解や問題演習を繰り返し実施
  • 2022/12/21: 2回目の受験「Pass」
  • 2022/12/23: 合格通知

受験までの流れ

まずは、Courseraで提供されているGoogle Cloudの機械学習の教材で学習しました。 本教材は動画や演習問題、学習用教材(Google Cloudのドキュメントへのリンク集)に加え、ハンズオン形式で学べるQwiklabsがついています。 具体的には、以下の5コースを修了しました。

Courseraの教材は、ボリュームは多いですが、動画で学びたい方やハンズオン形式で手を動かしながら学びたい方にとって、とても役に立つ教材だと思います。日本語版は日本語の字幕もあります。

続いて、問題の形式に慣れるため、UdemyでGoogle Cloud Professional Machine Learning Engineer 2022を購入し、問題演習を行いました。 公式で提供されている簡易模試もありますが、受験前には、問題演習ができる教材を一つは解いて、どのような形式の問題が出題されるか把握すると良いと思います。 この教材では、50問の模試が4つ用意されており、各設問の解説では、解説の根拠となるGoogle Cloudのドキュメントが載っています。私の場合は、模試を2つ解き、復習をきちんと行った状態で本番に望みました。

1回目の受験

1回目は、2022/11/9の午後に受験しました。会場はPCカレッジ東梅田校で受験しました。試験自体は全て英語であり、60問を2時間で解く必要があります。 試験中問題を解いている際にあまり手応えが無かったこともあり、結果は「Fail」でした。

受験した後の反省点としては、以下がありました。

  • Google Cloudのプロダクトの理解が不足していた
  • 英語の問題形式に慣れていなかった
  • 途中、集中力が切れてしまうことがあった

不合格後にやったこと

上記の反省点を踏まえ、次の受験で合格するために、以下を行いました。

  • Google Cloudのプロダクトを理解する

Google Cloudのプロダクトについて体系的な理解が必要であると考えたため、「Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門[業務で使えるデータ基盤構築]」を読んで、Google Cloudのプロダクトの理解に努めました。 特に、章末のコラムにプロダクトの違いが書かれており、参考になりました。

  • Google Cloudのドキュメントをきちんと読む

Udemyの解説やCourseraで記載されているGoogle Cloudのドキュメントを読み、理解することに努めました。ドキュメントをきちんと読むことでGoogle Cloudのプロダクトが実際に機械学習のどのような場面で利用されているかの理解が進んだと思います。

  • 英語の問題形式に慣れる

英語の問題形式に慣れるため、Udemyでの模試を全て解き、解説をきちんと理解するようにしました。実際の試験時間を意識して、1問2分以内で解けるように心がけました。ドキュメントを読む際や設問中にわからない英単語がある場合は、都度意味を調べるようにしました。

上記事項を約1ヶ月半、業務時間の前後や土日を活用して、学習を進めました。

2回目の受験

2回目は、2022/12/21の午前に受験しました。会場は1回目と同じです。 受験時に集中力を持続させるために、受験の時間帯を頭が冴えている午前中にしました。 また、受験1回目では、暖房が効いていて、暑ったことから、集中力が途切れることがあったため、2回目は着脱のしやすい服装で望むようにしました。 2回目は前回の反省を踏まえて、学習を行っていたため、1回目よりは心に余裕を持って受験することができました。 前回よりも学習や対策を進めていたことで、全問回答後、回答を見直す時間も確保することができました。

回答を終えて提出すると、結果は「Pass」でした。受験後は、2022/12/23に、メールで正式な合格通知が届きました。

終わりに

今回の受験は、Google Cloudにおけるプロダクトの理解や機械学習のベストプラクティスについて学ぶ良い機会になりました。 これでペパボ研究所のGCP Professional Machine Learning Engineerの取得者は計5名となりました。 これからも機械学習で「事業を差別化」するための技術を生むスキルの底上げを、ペパボ研究所やペパボ全体で、引き続き取り組んでいきたいと思います!

所長の試験合格までの流れについては、以下で紹介しております。

動画の中で紹介されているScrapboxは以下です。

また、ペパボのパートナーが取得した他の認定資格についても、ブログ記事があるので、よろしければご覧ください。


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